こんにちは!元ムエタイプロ選手&フィジカルコーチの近藤拓です。
今回、T.K PhysicalScienceのフィジカルトレーニングを受けてくださっているプロキックボクサーの辰次郎選手が12/30(月)神奈川・横浜武道館にて行われたMAROOMS presents 『K.O CLIMAX 2024』に出場し、1ラウンド2分32秒でK.O勝利しました!


3戦3勝同士負け無しの戦いの中、とても素晴らしい結果です。
本当におめでとうございます!!!
そして辰次郎選手のキックパンツには、スポーツ科学と僕のフィジカルトレーニングに対する熱い想いを込めて作ったTK Physical;Scienceのロゴも宿っております。初めてロゴをつけた辰次郎選手がK.O勝利してくれたので、T.K Physical;Scienceのロゴは、選手達のK.O祈願になれば幸いですね。そしてK.O出来るパワーを選手達に身に付けて頂くという僕のトレーニング指導の使命にもなります。ありがとうございます。

辰次郎選手とは、2024年10月後半からフィジカルトレーニングを開始して12/30(月)の試合に向けて最高な状態を仕上げていく事が目標でした。
僕のフィジカルトレーニングを受けたいと話してくれたタイミングも良く、試合までの期間が約3ヶ月。
この期間があればフィジカルトレーニングの恩恵が試合で発揮できるのではないかと思い、自分も試合が楽しみにトレーニングを実施しました。
辰次郎選手のフィジカルトレーニングの一部です!




辰次郎選手は、本格的なフィジカルトレーニングを本格的に行ったことはなく、キックボクシングの競技練習をかなりの量頑張って行っている選手でした。トレーニングをして行く中で、フォームが取れるようになり、フィジカルの数値を測ってみると基礎フィジカル数値は、まだまだ伸び代が沢山ある状態です。
今回は、①フィジカルトレーニング開始から約3ヶ月後に試合がある。そしてその試合に能力を伸ばしてベストパフォーマンスに合わせるということ。②基礎フィジカルの数値はまだまだ伸び代しかなく、しっかり伸ばしていきたい。
この2つを重視してトレーニングに取り組みました。
専門家にしか分からないのですが、この2つを意識すると凄く難しいです。②の基礎フィジカル数値をめちゃくちゃ上げるだけにフォーカスしてトレーニングをすると、その代償に疲労がかなり蓄積され、その疲労が試合までの競技練習の阻害になってしまう可能性がある。まして疲労が抜けきらず試合に影響が出てしまうリスクがある。
①の試合にベストパフォーマンスを合わせる事だけにフォーカスすると、フィジカルトレーニングのボリュームをあまり取れない(疲労を溜めるとパフォーマンスの阻害になってしまう)、フィジカルレベル向上が基礎フィジカル数値を上げるだけにフォーカスしたトレーニングと比較すると効果は著しい。
つまり①と②はアベコベで、共存して行うのは凄く難しいのです…
たぶん、よくフィジカルトレーニングをして『身体が重くなった』や『スピードが落ちた』等、フィジカルトレーニングをしてマイナス効果を感じてしまった方は上記のパフォーマンス向上と疲労をうまくコントロール出来なかった結果なのではないかなと感じます。特に格闘家は追い込むのが好きなので🥲
そこで僕のトレーニングでは、これまでの経験とトレーニング時にパフォーマンスの変化や疲労度を常に数値化してフィジカルトレーニングが出来るものを使ってかなりいい形で辰次郎選手のフィジカルに貢献出来たのではないかと思います。

↑これを使ってトレーニングすると各種速度や関節可動域(ROM)、疲労警告閾値等、様々な数値を測ることが出来ます。

フィジカルの数値が前回よりも伸びているかや、疲労警告閾値を毎回毎回しゃがむ度に測ることが出来ます。(スクワット時の計測)
このようなものをフル活用して、数値を徹底的に伸ばし、パフォーマンスの影響になる疲労をうまく調整していく。この管理がうまくいったと思います。やはり、数値を見ないと何の要素が伸びて、何の要素を改善しないといけないのかはっきりとわかりません。
従来のウェイトトレーニングであれば、普段より扱う重量が増えたり、回数をこなせるようになったりするとフィジカルが上がってる!と感じられたかもしれません。実際にそれはフィジカルレベルが上がっている可能性もありますが、①重量が増えたが速度は遅くなっている?②上げれる回数は増えたけど速度は変わらない?このような場合も考えられます。
マイナスな面ではありますが、
①の場合、フィジカルレベルが上がったとはいえず現状維持の可能性あり。
②の場合、筋力は維持され、持久力は向上した可能性あり。これがもし、筋力アップを狙っているのであれば目的とした能力を伸ばしたことにはならない。
上記のような場合でもプラスの面として
①トレーニングの強度を上げることが出来、それに応じた効果を得られるようになる。
②持久力が高まり、トレーニングの量を増やすことが出来、それに応じた効果を得られるようになる。
結果的にプラスに働くことになるのですが、アスリートには寿命がありどんどん常に無駄なく進化していく事が求められるはずです。常にここを突き詰めていき、効率よく常にレベルアップしていくことが本当に理想です。
競技には、フィジカルレベルが上がった状態で競技練習をする事で得られる技術もありますので。これについては僕自信もかなり実感した部分です。
常に効率よくレベルアップしていくには、常日頃の練習やトレーニングで測定できるものは測定しながらやることは大切です。
『数値は良くも悪くも嘘をつかない』
まさに『T.K Physical;Science』😳(笑)
選手とコーチお互いに調子が良いと噛み合うのと同時に、数値もしっかりと見ていく事で確実な成果を得られるんじゃないかと思います。
試合の結果は、競技テクニックやフィジカルレベル、有酸素性能力など様々な要因があり、何が原因で勝ったのか負けたのか判断するのは非常に難しいです。全てトータルして考える必要がありますので。
フィジカルレベルに関しては、『数値』は必ず必要です。そこをどれだけ伸ばせるか。そして僕がトレーニングで心がけてる事は、『最大のトレーニング効果を、最大の運動ストレスではなく、最小の運動ストレスから引き出すこと』
↑こうしてフィジカルレベルを上げれた方が、競技練習でパフォーマンスをしっかりと発揮出来それが積み重なって自分のスキルになるのです。格闘技は練習がとにかくきつい。先生によってはミットを何ラウンドやるか分からないし、何時に練習が終わるか分からない事もあるし、ミット5ラウンドかなと思ったら、12ラウンドになることもあります。(笑)※これは僕の経験も入っている考えかもしれませんが…(笑)
フィジカルトレーニングで疲れすぎて、競技練習に支障が出るのでは元も子も無いですし、技術の差が一番勝敗をつけると思っているので、競技練習ではしっかりと1つ前の練習よりも良い技術を身に付けられる様に練習前のコンディションはある程度動ける状態に持っていく事が重要だと考えています。
辰次郎選手をトレーニング開始時よりも、かなり数値を上げられた状態で試合に送り出せたのですが、それでもまだまだ伸ばせる余地と基礎フィジカルレベルが上がって、更に専門的なフィジカルトレーニング種目を実施してとなると、これからが楽しみでしょうがないです。
辰次郎選手の応援もよろしくお願い致します!Instagram➡https://www.instagram.com/shinzirou_1?igsh=MXh4dDYycGFrbGNsZw==
いつも利用させていただいているジムは、パーソナルトレーニング輝です。➡https://www.instagram.com/pt_kagayaki?igsh=MXNsZngwZ3gwN2hpdA==
↑アスリートにはとても身体能力向上させるのに最適な環境がつまっており、僕のパーソナル指導でもこちらのジムを良くご利用させて頂いております。
最後まで見てくれてありがとうございます!
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